研究内容

現在,以下のテーマを中心に研究を行っていますが,学生の自由な発想に基づくアイディアを募集しています.

指向性ボリュームディスプレイ

 複数の画像情報を同一空間に記録手法を提案し,その手法を基に,見る方向に応じて異なる画像を表示するという指向性ボリュームディスプレイの開発を行っています.
 右図は指向性ボリュームディスプレイの例で,図(a)のようなガラス製の立方体にレーザーで加工しています.図(b)は記録する元画像,図(c)は正面,側面,上面の各面からの撮影図,図(a)は斜めからの撮影図となっています.ほとんどどのような画像でも記録でき,斜めからはどの画像も見えないことが特徴です.
 この例では静止画しか表示できませんが,ディスプレイを電子化することで動画の表示が可能となり,デジタルサイネージなどでの応用が期待できます.
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可視化技術を利用した教材開発

 立体的な認識が必要となる天体を題材とし,可視化技術を利用した教材開発を行っています.すでに様々な取り組みがなされていますが,我々の研究グループではCGやVRなどの技術を用いて可視化し,立体的な認識を助長するような教材開発に取り組んでいます.
 右図はCGを用いた教材の例で,図(a)は地球から見た月の状態を,図(b)は太陽から見た地球と月の位置関係を,図(c)は太陽,地球,月の位置関係を表しており,これらを切り替えて観察することで,任意の位置における月の満ち欠けなどを観察することができます.

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